Human Shower@Musica Japonica

2200+500円。諸事情により的屋が行われず、物販コーナーが明日香村の新鮮野菜の即売コーナーに。白菜とわさび菜を求む。トップは予想外の外人組。ギター2人とDs、確かに大音量、しかし「美は乱調にあり」の美しさが不足している。Dsの単調さも目立つ。箸ではなくてナイフとフォークの世界、などと思いながら、ムジカのオムレツ・カレーをいただく。そういえば昼食はCoco壱ビーフカレーだった。真ん中がクリトリック・リス。鎖骨のコルセットは取れていた。前思春期ではなく青年期のテーマ多し、体をはった芸。かつて飄々としていた印象を受けたけれど、今宵とても力強いアジテート。さていったんサングラスを外していた中屋さん、ネタは予告していたとおり。暗転、BGMは今宵のために持ち込まれたであろう、70年代のイージーリスニング・オーケストラにのせて怪しげな日本語の語りが流れる中、長髪のユダヤ人姿で登場(鼻だけで判断)、次々とスプーンを曲げていく。これだけでも一幕に値するが、Human Showerの《司会》を観るのもお初、この後、ヒューマン・サインを皆で回してお二方登場。「超能力」をテーマに固執する必要もないと思われるが、こだわるところこそHuman Showerなのか。トータルで1時間に迫る熱演。終演後、河端・砂十島・中屋3名によりムジカおなじみの鏡開き、お酒を振舞われる。後でフライヤーを紐解けば《フランス人にどない映るのかしらん》。たしかにクリトリック・リス〜ヒューマン・シャワーの流れは曲解すればバラエティ・ショー。しかし当方には遠征してでも観る価値のある新春の一夜だった。