Acid Mothers Temple地獄組、どぶろく兄弟@Sunsui

一度だけSunsuiに伺ったことはあれど今回もネットから印刷した地図を片手に探す。前売代金を前もってネットで送金済というのは心配なシステムだが考えれば前売チケットを持ち忘れて来場するのに比べれば安全か、無事に会場へ。まだ時差ぼけのタバタさんが既にShopzone席に。地獄組の幾名かは時差ボケ状態だ。開演前に流れているのはレゲエ。でもブリティッシュ・レゲエ の尖鋭(当時)Steel Pulse の、まだ日和見以前の音源ならば本日の出演者も許してくれるのではあるまいか。まず、どぶろく兄弟。フロアを4隅から迫る音から逃げることができない。だがまだ序の口だった。Acid Mothers Temple & the Cosmic Inferno。ライヴハウスっぽくはない、ダンス向けのフロアであろうが、この音量は生涯初めてのもの。後ろのPA席でオクナリさんが澄ました顔をしている。ピカチュウは幾分喉の調子がよろしくなく、オカリナを使用、しかし後半、フロアを廻ったり、セット破壊まで活躍。河端さんはギター絞首刑にて幕引きを図るがべろべろの若者がこのギターを救い出して河端さんに差し戻すこと都合4度、それに応え演奏を復活させる河端さんも4度。なんと粋な計らい!悪魔と天使が交錯する。その前に同じ若者が東さんのシンセに突っ込み嫌な予感がしたのだが杞憂であった。帰りがけ、人の声、喧騒、なんかおかしいなあと思いながら近鉄を降りて自家用車に乗り換えるとエンジン音、ウィンカー音をはじめすべての音にファズあるいはディストーションがかかっていて、よくぞ無事に青山峠をくだって帰宅できたかと思う。翌々日に回復した。