トリオトリオ、レコ発@ええかげん

河芸・ええかげんを訪れました。地元のレコード店マザーグースレコードが自らのレーベルを発足、その第一弾のレコ発として企画されたものです。正直、ネット上ではあまり話題が飛び交っているようにはみえなかったし、大丈夫なのだろうかと怖いものみたさで晩6時過ぎに自宅を出発しました。かつて年に4回も訪れたのは自ら備忘録をひもとけば2003年!7年ぶりであることを白状せねばなりません。河芸漁港を折れて、目的地を見失わないよう堤防道路をゆっくりと車を走らせば、ネオンの光がみえます。わかりやすい!堤防道路を降りれば、車のヘッドライトに照らされるのはマザーグース店長大西さん、出演間近というのに駐車場の誘導も行うマメなお方です。そして店内の賑やかなこと!灯りも多く、何よりもPAがしっかりセットされていて、ライトショーも華やかに浦島太郎の気分です。チャージフリー。タイバンひとつめが、ネギロック。初々しいギターポップ風。次にブギーズ、年季の入ったブリティッシュ・ビート風。そしてトリがレコ発、トリオトリオ紀北町なじめず旧海山町出身(というか在住ですな)のスリーピース。当方、自主制作CDR4枚とも予習していました。とりわけ近作から、しょぼくれたことを日本語で歌うロックの王道、とみなしていますが。レコ発だというのにニューアルバムの曲は冒頭わずかで「ふだんめったにやらない曲特集」などと宣言して曲を続けるのは彼らがシャイだからでしょうか。トリオトリオの出番で、思い切ってステージ前へ向かったのはよかったのですが、ええかげんは海産加工工場(廃屋)を改造した建物。ステージ左隣りには吹きさらしのスペースが残っていて、演奏の熱気とは裏腹に猛烈な寒波が襲って下肢が凍りつくためにやむなく元のストーブ近くへ撤退しました。