栗山純、鎌田ひろゆき、自由次元ほか@Tokuzo

既に耳元を圧倒させる歌声が鳴り響いているなか到着、メール予約しました○○です、と言ったつもりが伝わってなかったようで座席についてから当日料金扱いであることに気づき前売を主張しにわざわざ受付へ戻るのは我ながらせこい。2000円。これを除けばTokuzoでの行動は様式化している。まずご飯モノを注文〜お水をのみ〜ウコンロックを数杯。ちょうどイチローがバッターボックスでみせる仕草のように、とはいかぬが。今宵は秋鮭チャーハン〜ウコン×3。お客はほぼ埋まっていて、顔見知りはほとんどいない。今宵どうしてもお伺いせねばならないのかと自問すればそんなことは言えない。8月末の自由次元は個人的な事情で不参加であったし。だが今宵は栗山純ソロ・セット。暗闇の中、シンバルと発信器を組み合わせ、アコースティックにとどまらずエレクトリックギターで弾き語り。時候柄というわけもなかろうが、Beatlesナンバーほか。素敵な邦楽の曲名を知らず。途中からDsのみ客演、三十分強で終了、ちょっと物足りない。それに安田さんも少し出ます、友情ですから、と言っていたのに出番がなかったのか、と、後で勘違いだったと判明。鎌田ひろゆき。現在、割礼のBsという肩書きに囚われず、アコギ一本でステージへ。チラシでどなたかが書かれるとおり、まず声がいい。聴く人を爽やかにさせる力がある。町(街)をテーマに歌うは70年代前半のにほひ。全くのソロ演奏のほうがよかった。さてこの後、自由次元です、と。既に22時まで10分を切っている。慌ててビデオを組み立てなおす。今年になって幾度目かのWhen The Music Is Over。アクションは控えめにじわじわと高みへ昇っていく。贔屓して言うわけではないが、あの時代への懐古趣味は微塵もなく、堂々たるステージと歌声。ビデオで再現することは困難か、実はミニDVテープ一本しか持参しなかったので最後切れました。思いがけず22時30分のTokuzo門限破りでした。