ZIGZAG+カスミン、河端一+栗山純@Tokuzo

Tokuzo前売第2弾。既に多くの席が埋まっていた。止む無く中央に近いテーブルでビデオを構える。まずトップは 5PM というロックンロールバンド。「チャイニーズ・ロック」やラモーンズのカヴァー。向かって右方、巨体で長髪のGuitarが気になってしかたがない。当ブログ頻出のテーゼ、体力はリズムを司るのか?5PMのDsとBsはふつうの(体格の)女性が担当していて(しかもBsは職場の皆さんいっぱい来てくれてありがとう、みたいなMC)、嫌がうえでも前述のGuitarのカッティングが気になった、突出していたわけではないにせよ・・・。続いて、Zigzag。Zigzagとは、栗山純+十三。自由次元−安田Bsと等価なのか。ポール・ダンスのカスミンが共演。昨年、同じ会場でどぶろく兄弟との共演であったが純さんとの共演も美しい。「あなただけでいい」「マリアンヌ」「傘がない」などジャパニーズ・カヴァー。その華やかさが残るなか、河端一 with 栗山純。突然に野郎くさいステージとなったためか、河端さんは自らを《余韻の音楽》と控えめに解説する。Tokuzoで体験する河端ソロは例外なく美しい。十分な空間にギターが拡散する。向かって左方、スタンディングのまま蒼いスポットライトに浮かび上がる河端さん、冒頭より金属音的ボウイングに始まり、早めにPink Lady Lemonadeの旋律を呈示。昨年10月、Musica Japonicaでは無意識な5拍子が創出されたが、今宵は変拍子にあらず、一方、純さんは右方アンプ前に座り込み、Zigzagの《歌もの》の余韻を振り放った異なる唱法で連なる。途中、ブルース調のリフが挟み込まれたりだが、昨年、Rockbar Terrazzoでの思いがけないコラボと比べてしまうのは当方ほか僅かな人間だろうが、空間の差がイメージの差につながったか、終盤は純さんが早めにステージを去り、河端一の弾きまくりへ、最後にエンドレスループ化、ピックが放られて幕。