新春やっつけ仕事!梅津和時サイケの穴にはまるかな?@Tokuzo

新春河端5days第四弾、且つTokuzo前売第一弾。2500円。客席に余裕があり、最前列わずかに右寄りに座る。Tokuzo15周年記念の懐かしメニューのうち温泉卵入りキムチチャーハン、ウコン酎。今宵は津山さん企画なのだ。というわけだからか、本日のトリ直前までは実質《小野良子やりっぱなし》番外編に近い。まず 御ジャズ。津山Voのスキャットに小野Saxがきっちり追いかけていく恒例の即興。かつて津山さんが「ランバート、ロス&ヘンドリックス」知っとるか、と言ったのを思い出す演奏。途中、バロック調のデュオ曲をしっとり披露するなどで大爆発はお預け。それを含めて15分ほど。続いてSax Ruins。御ジャズのときとは打って変わって?緊張気味とはいえ、小野良子を擁しても吉田達也のスピードにきっかりとはゆかず、お色気路線当方にはお初。これも15分ほど。あっという間に休憩。第二部、いよいよ梅津和時がステージへ。まず循環ブラザーズ。これは世界でもTokuzo one night only のスペシャルユニット。梅津和時+小野良子+河端一。河端さんはエスキモー様のフードに包まれて正体不詳化。ギターのドローンこそ当方おなじみだが、non-breath奏法はありふれてはいない。これらが横並びに演奏する様は奇妙。小野良子は先ほどのRuinsシフトから一気にnonbreathシフトへ。saxという楽器の限界をこえて。Acid Mothers Temple SWR with 梅津和時。SWRが河端-津山-吉田のトライアングルで成立しているところへ、その中央に別のアーティストという構図は新鮮というか見慣れない。梅津のレンジからすればAcid Mothers Templeのジャンルも十分に可能だが、soul collectiveとはゆかないかな。21時半で終演。残念ながら明日以降追っかけはできず。梅津数時を前回観たのはいつだったか、沖縄サミットまで遡るのではないか。あるいは早川義夫復活での演奏、友部正人ボスニア・ヘルツェゴビナ」そして大工哲弘の一連の客演が印象に残っている。

  • 梅津和時、演歌を吹く。(doubtmusic) 結局サイン入りで購入してしまった。