Seven That Spells、自由次元、どぶろく兄弟 @Tokuzo

連日のライヴ三昧です。6時半頃到着すると店内はまだまだがらんとしていて主催者でもないのに心配してしまいましたが、開演の頃にはすっかり埋まってよい雰囲気となりました。2300/2500円。夏野菜のパスタ、ウコン酎×3。自由次元、今年の初頭2回とも外していたので久しぶり、実はTokuzoで観るのは初めてです。純さんは被りものなし、AMTフェスに慣れた目には今宵アクションは控えめ、ピュアなブルース・ロック、Gloria〜マリアンヌ〜?という選曲も「あの名曲を」という気負いはなく素材に過ぎません。《宇宙》というゴシック体漢字だけあしらったTシャツ姿の純さんはボーカリスト以上にギタリストとしてかなり弾きつづけます。まるで60年代のデスコテークに居あわせる雰囲気でしょうか(とはいえ全く知りませんが)。どぶろく兄弟。これは驚きでした。いや演奏よりも(失礼)ポールダンスというものを初めて生で観ました。開演前からステージ左脇に床から天井まで届くつっかえ棒みたいなのが見えて、あれTokuzoって耐震工事したのかなぁなどと思っていた程度でしたので。ちょうど東洋之さんのまん前で踊るH**さんという方。アクロバティックでセクシーでゴージャスでエキゾティックで。実は今宵もビデオ持って行きましたがなぜかどぶろくのみ映さなかった、いや映せなかったのが我ながら潔いです。さて再びビデオをセッティングすると長身のNikoが近寄ってきます。許可をいただくと「OK、ロケンロール、hahaha」と。これが彼の口癖。Seven That Spellsは「クロアチアのAMT」ということで近作は購入済み。あらためてトリオのみで演奏を聴けば、ごりごりのリフを繰り返す、いやワン・リフで押し通すハードロック。横分けヘアのドラムスが華奢にみえるほどにアフロヘア長身Nikoそして丸刈り+髭Bsがリードします。とりわけNikoの2m近い長身から生まれるリズムが強力です。既にmixiで書かれた方の受け売りですけど、これは体格に起因するところが大きいです。過去に幾度も引用した、北中正和がギャング・オブ・フォー(アンディ・ギル)とプラスティックス(中西俊夫)を比較した話、野球でいえば球質、あの星飛雄馬が悩んだのは軽い球質でした。さてSeven That Spellsに戻れば、Nikoは「カンパイ」「hahaha」とひたすらビールを飲み続けます。ロック馬鹿です。後半、スペシャルゲストでAMTの3名が加わります。河端さんは東京ではエレキ・シタールのみだったとのことですが、今宵ギター弾きまくりです。そして津山さんは扇子を仰いでステージをうろつき廻ります。JNMFの楽しさが続いているようでした。