ろくでなし30周年記念パーティー@磔磔

3時台にT**駅から3回乗り換える行程。途中柘植駅の改札をいったん出て自販機で水分補給が必要な日曜日。京都駅東口改札近くで清算して抜けると駅員どうしが「T**駅ってどこ?どうやって来るの…」と話すのを背中に聞いて地下鉄へ。せっかく祇園祭の近づく京都だから観光も兼ねるとよいのでしょうが今回もいつもの道筋で磔磔へ。目的は「ろくでなし30周年記念パーティー」と題したイヴェントにGuyさんが出るということから。それと名古屋勢も出演というので関西方面ではなく京都行きを決定、5時30分開演に少々遅れて到着しました。代金3000円を払おうとすると既に店内がごった返していることに気づき、私は戸口で固まってしまいました。タイムトンネルを通過してしまったのでしょうか、空気が違います。只者ではない者ばかりが集まっているようです。地下鉄から地上に出たところで偶然に合流した**氏曰く「ろくでなしだからね!横ちゃんだからね!」。当方は間違って紛れ込んでしまったようです、これほど事情知らずにのこのことビデオを担いでやってきた人間も他にいなかったのではないでしょうか。肝心のステージでは予告どおりGuyさんは2ユニットで登場、しかし最初のノイズ風el-gtがバッキングするステージは紹介無しで始まるので慌ててビデオをまわします。トリオ・ザ・ゲバゲバは踊り子さんもあわせてメインアクトでした。ラストのセッションで小野良子、臼井康浩らも参加、オールスター状態でビデオ画面にはほとんど映りませんでしたが小野さんのフリーキーなブロウイングだけはしっかりとPAから聞くことができました。今宵もうひとつの成果がありました。田渕純です。今宵のライヴ、Guyさんが2回観れるというのがそもそもの動機なのですが、田渕純の名前もチェックしていました。中京〜関西でこれまで幾度も観る機会はありましたがすべて流れていました。田渕純とは一面識もありませんが(ご迷惑と存じますが)当方はひそかに《同志》と位置づけていました(漫画か小説にそんなワンシーンがありませんでしたか)。どこか腰の低さも感じられるにもかかわらずこの濃厚な空気を一瞬に自らのオーラで埋めたことに感激しました。そんじょそこらの平成歌謡?昭和歌謡?とは違いました。ところで3000円というのはパーティ代で、フリードリンク。貧乏人根性で手酌にて瓶ビール2本やら酒游舘の樽酒やらいいちこやら呑みすぎました。Guyさん追っかけならばステージ上よりも客席でダンスする姿も収めたかったですがその余裕はなく、満ち足りた帰りは近鉄特急の終電で。