ブログ停滞の言い訳

更新が停滞していたのは忙しさからでも病気でもありません。ただのサボりです。この間も確実にモノが増えていました。しかし買ったものをブログに並べていくやり方がすこぶるマズいと思いつつも繰り返してきましたが、ディスクユニオンの買い物を書き写している自分が嫌になってきました。そんなにオマケがほしいのかって。たしかに昔からオマケ好きでしたが。そのマズさがはっきりとなったのは、いくつかのサイトに出会ったからです。それぞれクラシック専門のサイトですが耳の痛い話ばかり。まずRSS(廉価盤CD推進協会)を謳う【♪ KechiKechi Classics ♪】より、

…評論家の評価が揺れ動くことにも驚き、あてにならないことにも早くに気付いておりましたね。…つまり、レコードやCDは、高くても安くても、その演奏にの質には何らの連関性はない、という結論です。…世評高い「名演奏名盤」も、まず聴いてみないと始まらない。「これなかなか良いですよ」という声があれば、謙虚に伺います。その上での論議でしょう。でも、「聴く気にさせてくださる」素敵な文章にはなかなか出会えませんが。…以下の行為は厳しく罰せられ、RSS事務局より脱会勧告が後日届きます。

  • 「演奏者の名前が通っているから」といった安易な理由で、レギュラー・プライスCDを購入すること。
  • 激安CDだが、見たこともない団体や指揮者だから、といって購入を控えること。
  • 自分の耳を信じず、世評を鵜呑みにすること。…(以下略)

この著者が日々聴いていく音楽の選択はすごい。安いものなら片っ端に、しかも必ず言葉に残す、というもの。言うはやすし、実行は困難極める。というのも、どんな世界にも権威が出現するから。その世界が狭ければ尚更。もうひとつ、ブログへの具体的問題としては、先ほどのサイトのリンク先、電網郊外散歩道内の音楽ブログの困りごとより、

新しい曲や演奏を記事にすることに追われ、一度すでに記事にした、大好きな曲を、何度も聴くことが難しくなることがあります。…色々な演奏や録音の情報が集まって来るために、興味にまかせて購入していると、CDの枚数がどんどん増殖していき、ますます聴く時間が減少してしまいます。お金にまかせた購入は控え、できるだけいきつけの店や出先で見つけるものを主体にするようにしております。…

これらの口調には、自分の耳を大切にするファンの響きが聞こえる。ネット上のブログ、評論、感想も上記の切り口で吟味すれば明確に分けられるし、そんな視点でみてきたはず。で、そういった「教え」はどっかで聞いたことがあるぞ、といろいろ思うところがあったわけである。(つづく)