MMM@Helluva Lounge

《Acid Mothers Styleに程遠い追っかけ記・その1》神戸のライヴへ伺うとすれば宿泊せざるを得ない。明日のBears、その日に限って早退できず、途中まで車で出かけて日帰りに持ち込めない。2日連続宿泊は避けねばならぬ。そこで考えたことは、本日のうちに伊賀神戸まで車で向かい駐車場に一泊させ、明日、車を持ち帰るというスケジュール。本日僅かに早退して出発、しかし平日の地方道路はトラックがうようよしていて制限時速以下の走行が続く。血圧を上げながら2時間かけて伊賀神戸へ。同駅および鶴橋でも待ち時間あり、やれやれと思うとJR甲子園口で接触事故があったとかで山陽線がストップしていた。すぐに動き出したが車内はラッシュ状態、結局、職場から元町まで4時間かかってしまう。例の餃子屋も定休日。疲れを癒すのにはレコードショップがいちばん。リズム・キングスへ。8時閉店間近だったが少々買い物。そのままHelluva Loungeへ。2000+500。既に2つ目のタイバンが演奏中。焼酎やら小瓶のカクテルやら。河端さんから思いがけずAudreyを紹介される。「Dokonan」を監督したフランスの映画作家。美しい女性。明日香の寺に滞在しているとのこと。たどたどしい英語で片言のお話。そもそも日本語でもしゃべらないのに英会話を習ってよくしゃべる、というわけにはいかない。
MMM(Mani Neumeier+山崎マゾ+河端一)。ベースレス。河端的ジャズ・アプローチがまぶしい。轟音ではなくてフレーズを弾くときのスリリングなこと。用意周到なお約束がないかわりに、即興交感度きわめて高し。マニ・ノイマイヤーの真剣な表情も印象に残る。山崎マゾもどちらかといえばクールに音を紡ぎ続け、ビールを撒かなかった。一時間以上。しばし居残り、マスターに当日のポスター使用済をいただいた当方、上機嫌にて小瓶のカクテルをおかわりして帰路に。難波泊。

  • Acid Mothers Temple & The Cosmic Inferno - Ominous From The Cosmic Inferno (Essence Music)
  • Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O. - 41st Century Splendid Man Returns (Essence Music)