光るキノコの正体2008@Bears

泊まりを予定していたが新年ゆえ帰宅に変更、ビジネスホテルにキャンセルを申し出た後に車で伊賀神戸駅まで、快速急行で大阪入り、途中から偶然に大家さんも同乗。2000/2500。なにせベアーズのAMTであるからこれはもう細心の注意を払い、最善の対策として開演前から最前列向かって右岸を確保する。途中、トイレに行きたくなったら戻れるのかと懸念しながら最後までその席に居れたのだが。物販も田畑さん協力のもと早々済ませておく。

レター。70年代風アメリカンポップな楽曲が続くがバッキングが強力、スライドギターもよいがDsがあの砂十島NANIさんであることに驚いたり。そこでリードvoの三沢さんって何かやっていた人?と隣人に質問して嗚呼そういえばそうでしたと相槌を打つ、全く場違いな最前列の客であった。
昨年11月にペンペンズ、12月にファンタジー仲間(おでんファンタジーも!)そして1月は手ノ内嫁蔵と三ヶ月続けてモタコさんを観る機会をもつことができた(よくぞ関西を訪れたものだ)。サングラスのBs&Dsがセッティングから挑発していく。観ていて気持ちがいいのはどこか自らを突き放した視線であろうか。数秒で終わる曲も全力投球だし、僅かな応酬でも馴れ合わない術を披露している。最後の神輿はご愛嬌、いや楽しませる点でも真剣そのもの。
手ノ内嫁蔵が神輿を組み立てているステージ脇で踊るぴかちゅうはともあれ東さんの姿も見え隠れする。押しているのだ。いよいよAcid Mothers Temple & the Cosmic Inferno featuring Pikachu。幾度も腕時計に目をやれば21時20分を超えているというのにステージ準備は続く。新春早々40分にも満たない演奏に終わってしまうのか。心配をよそにぴかちゅうが肩車で客席後方より登場。東洋之と並んで新年のあいさつ、さぁというタイミングで始まるところ河端さんのgtが鳴らず、その後も最前列=PAより内側で身構えたのに爆音シャワーが出てこない。代わりにこの位置では田畑満のBsが空間を満たす。昨年の光宙★魔呼斗、更にAMT祭りでも披露した(と記憶するが)メジャーコードのストロークから一気にテンポアップしていくPink Lady Lemonade、その途中からやっと河端一のgtが高々と持ち上げられ、speed guruの新春初お目見え。繰り返すとBearsの最前列は両脇のPAより内側に入ってしまうからステージ上の音しか拾えなくなる。そこで当方のビデオの機能をフルに駆動、マイクをサラウンド4chに切り替えておけばとりあえず洩れたPAの音を後方より収めることができる。高速Pink Lady Lemonadeが終わって河端さんから新年のMC、やっぱ「メリークリスマス」より落ち着くわ、出だしの不手際も帳消しでまずは一安心して帰路に着けるわと思ったら「そろそろやろうか」と「IAOchant」へ。結局なーんだ、80分以上にわたる新春のAMT、門限破りは思いがけないお年玉であった。