李剣鴻@COCOROOM

mabuya2006-12-16

二日連続で大阪へ。今宵は態度を決めて近鉄特急で出かける。すなわち動物園前を21:38に乗って帰宅する予定で出発する。スルッと関西フリー切符の3日目を使用。順調にフェスティバルゲートへ。COCOROOMは実はお初。奥まったスペースと右脇に軽食も可能なカウンター。Super Sonic China 主催の「EAST ASIAN NOISE MEETING」。当ブログのコメントにあったようにブログを印刷して持っていったらディスカウントが効いて1ドリンク付きで1200円。う〜む安すぎる、ならばと会場内にて「好き嫌いはないですね」と確認されたうえでまかない定食600円。玄関に貼り付けてあった進行表に寄れば李剣鴻Li-Jianhongのソロが21時終了、フィナーレが出演者共演で22時までとあり、共演は諦めて臨む。最初の10 (itta + Marqido)はMacラップトップ+女性パフォーマー。女性パフォーマー(from Korea)は最初から最後まで玩具を入れ替えしていく作業ばかり逆に単調に陥る。加えて必ずマイクスタンドをいじって(すでにマイクは外れているのに)熱演に持っていくのもtoo much。客席は20名も座れば満席か、前列に座っていた髪の長い男性が次にステージへ移動する。早くも李剣鴻の登場である。本来ならばDsと一緒のD!O!D!O!D!としての来日予定だったが都合で単独公演となった。当方にとってはこのほうが楽しめそうな予感がしていたがずばり的中だった。とにかくかっこいい。外見は灰野敬二風、音が成田宗弘風といえばそうであるが、ギミックは少なくて無駄がない、よりギタリストらしい。ときにangry wave時の高柳昌行風のごっつくてねちっこいフレーズを紡ぐ。昨晩、河端一を目の当たりにしたばかりでその余韻も残っていたが、それでも十分にスピードを感じた。終演後、本人に exactly psychedelic speed freak !と言ってしまったくらい。21分間のギターソロ。中国ノイズ、とかいう括りは不要であって(いつも同じ言い方になるが)李剣鴻、その人に触れることができた感。この時点で8時30過ぎ。嬉しい誤算のためほっとして追加のビール500円。共演では丸椅子に座り、細かな作業。結局、終演まで居合わせることができた。Marqidoさんによれば、一昨日のBearsでは手を怪我していたためgtの演奏は無くelectronics操作に限られていたという、う〜む、とにかく今宵来ることができてよかった。

  • Li Jianhong A Brief History Of Time (post-concrete)
  • 李劍鴻,黄錦,ほか live in nanjing (2pi 011CD)

追記:彼の日記に当日のことが描かれていました。
http://www.chinesenewear.com/gno/2008/03/16/li-jianhongs-japan-diaries-day-eight/