Acid Gurus Temple @ Bridge

早退できず仕事帰りの車が増える国道を2時間かけて苛々しながら伊賀神戸まで。BGMはDonny Hathaway, Marvin Gaye。スルッと関西3daysの一日分を使って近鉄特急にて鶴橋、乗り換えて日本橋、しかし初めて降り立った駅構内で方向音痴に陥り駅員に地下鉄はどちらかと訊いたら呆れ顔を向けられた。動物園前からフェスティバルゲートはすぐそこ。職場から3時間かけて到着。エレベータ内で5階あたりから音が洩れ聞こえる。どぶろく兄弟が始まっていた。2500+300円。夕食がまだだったのでココナツ・カレーを注文。Acid Mothers Temple Festivalは「忘年会」だからこれ以後年内のスケジュールはサブに扱われやすい。しかしいつぞやの猪武者、否、河端一羽野昌二のようにアーティストの魅力が直に伝わってくるような企画がはめ込まれている。今宵、Acid Gurus Templeとは河端一津山篤マニ・ノイマイヤー、すなわち先日のラインナップから東さんとボーカリストを欠くだけなのだが、演奏は全く異なっていた。冒頭は予想せぬ、舞台左手、津山さんのグランドピアノ。のびやかなピアノ・ソロに河端さんの十手弾き、マニさんと加わっていく。津山Bsがリズムをキープしてくれるので河端さんはフリーフォーム気味に弾きまくり。マニさんの灰皿叩き、も添えられたものの津山Voice×マニDsの掛け合いも最小限で、休みなしのハードなドラミング、70分を超えて緊迫感が途切れることは無かった。ただし途中、再び津山さんがピアノに向かうと…なぜか鍵盤のフタが外れてしまい、次の瞬間、誰もが期待したとおり、津山さんはそのフタを抱えてエアーギター、エアーキーボードほか白熱、どうしても絵になってしまう。終演後に一言、繰り返す「こわしてしまいました」。

  • Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O. Myth Of The Love Electrique (riot session) 買いなおし。