20 Guilders レコ発@彦根・カフェ朴

午後出発。先月の反省のもと、会場が駅に近いという情報もあり(つまり飲酒を前提に)JRにて出発。時間の遅くなる復路に関西線は使えず名古屋から近鉄を利用するしかないことがわかっていたので「津→名古屋」で一枚の切符を求む。直通であれば快速みえで750円で済むところがなにせ関西線〜草津線東海道本線経由なので値が張る。とはいえ、往復の路が異なるのは楽しいもの。日中は祭りで賑わったという彦根市内だが既に人通りの少ない駅前の通りを歩く。体が冷えて尿意をもよおす。護国神社の境内は既にまっくら…しかし手前に大きな手製の看板があってカフェ朴はすぐに確認できた。2000+オール一品500。店に入った左手に木製の不ぞろいなテーブルが並ぶ。また右手奥が靴を脱いで利用する座敷スペースであって、これがステージにもなる。まず田畑さん同級生によるスペシャル手製のカレー〜焼酎〜おかず盛り合わせ(これがおいしかった)〜焼酎。トイレは店のすぐ外、しかるにシャッターが降りている…夜間は自らシャッターを上げ下げして使用するのだと使い方を知った。最初は地元の青年、北沢ロマ。これは佐野元春風?(勘違いか)、手馴れた英語のフレーズとメロディアスなポップ調。村岡ゆか。真正面で聴く語りは、ベース・アンプからダイレクトな音とも迫力あり。そして20 Guilders。これまでにも大阪、東京、名古屋、と各地で20 Guildersを観てきたがそれぞれゲスト参加があった。各地にてさまざまな編成が可能なこともまた20 Guildersの特長・宿命かもしれない。ただその原型(じしんの表現では《正調20Guilders》)、正真正銘、身内受けの夾雑物なしに、やくざな「魂のデュオ」を楽しんだのは今宵がお初。たっぷり70分の演奏だった。 これが実現できたのも、いやその前に、なぜに彦根かといえば、ちゃんとしたオルガナイザーがいて実現したライヴであったから。