モンゴロイド0指令@難波Bears

フライヤーも2種類ゲットしていた期待のイヴェント。1500円。企画者の中谷さんはライヴ会場でしばしばお姿をみかけていた。当人のブログにもたどり着いた。何よりも驚いたのは(今宵のクールなMCにもあったように)高校時代に河端さんとタイバンだったという、当方には目もくらむような話。そのLady-Mixed Concrete。もっとハードコア寄りかと予想は外れ、反復の中にカオスを滲ませる。2Bsにシークエンサーという編成がとてもニューウェイヴ。と感想を抱いてしまうのは不思議だがやむを得ぬ。なんでもあり、がニュー・ウェイヴ前夜の空気だったけれども次第にニューウェイヴの「色」が定まっていったのだから。そういえば三重県にはトリプルBsの超ニューウェイヴバンドが存在したのだが…。Helicoid 0222MBもこの期に及んでお初だと懺悔、ひたすらRocoさんのギターワークに聴き惚れていました。力みのないバンド演奏も心地よい。Three Mantras。2度目であるが決して期待を裏切らない河端さん、今回とりわけギターがONのミックス状態で飽きさせない。というより油断してしまってギター切りされた感。後でキース・レヴィンと言われればそのとおり、しかし強烈にねじり切り込んでくるあのギターのうねりはキース・レヴィンと形容して片付けるわけはゆかない。仮にキース・レヴィンのライヴを体験していたとして、ニューウェイヴ以降は本来ならばトリビュートしにくいのが定義のようにも思えるがどうか。例えればZoffyで取り上げることはないだろう(成立しない?)という意味で。トリはNasca Car。ノリノリの中屋さん、薀蓄とライヴが重ならないところが凄い。伊福部昭を取り上げるのがとてもニューウェイヴ!これは日本だけの局地的ニューウェイヴ!!

  • Lady-Mixed Concrete - s/t (CDR)