Acid Mothers Kaidan @ Tokuzo

どんどん日が過ぎていくのでメモ。Acid Mothers Temple+非常階段の告知はかなり前から行われていた。当方周辺の人達は皆駆けつける勢いだったので、これはタイヘンと前もってTokuzoへ出向いて前売券を入手、通し番号「2」「3」をゲットしていた。しかし開演前のTokuzo行列は12月ほどではなく、2階に昇ってみればフロアにはテーブル席が置かれていて拍子抜け。結局開演前には立ち見が出て、ステージ前に設けられた空きスペースも群れることになったのだが。ともあれ予定通りに向かって右のベンチ席に陣取る。一杯目だけ生ビール、あとはひたすらウコン酎をおかわりし続けた。この結果も後に出てしまう。Acid Mothers Temple、アコースティック・ヴァージョン。このベンチシートはS席なのだが河端さんが一曲ごとに持ちかえる古楽器だけがみえにくい。メンバーはAMT&TMPUなのだが基本は津山-河端=Zoffyに近づく。津山さんのボーカルが染み入る。ふだんのAMTでも途中にアコースティック・ナンバーが組み込まれることもあるが、今宵もっとも素直な唱法を聞けた気がする。これもまた多くの芸風のひとつに過ぎないとはいえハッとさせられた。非常階段。当方、幾枚かの音源は所持しているしJOJO広重のライヴは幾度か遭遇しているが本体は初めてであることを告げねばならない。JOJOさんがにこやかに演奏している(ようにみえる)。自らのギターをフロアに差し出すが撫でまさしているよう。舞台袖から河端さんと津山さんが(これもまた)にこやかな表情でステージを覗いているのがみえる。インターミッションとして企画者による抽選会。う〜む、当たらず。AMT福袋とは、つるばみの貴重な1stとはどの段階の1stを指すのか、気になる。オルガ…などと名乗ることも気恥ずかしいことであり、このようにステージ上に姿をみせるのはめずらしいこと。とはいえ今宵のライヴ、いや6年前そもそも当方が河端一に《出会う》きっかけをつくってくれたことを感謝せねばならない。正午なり河端一(+恵美伸子)だった。それ以前にも河端一を目にしたこと、耳にしたことはなかったわけではない。Tokuzo界隈で、例えばGuy Unitへの参加。灰野敬二が弦が切った際ステージが中断することないよう素早くギターを差し入れた姿。《聖家族》の厨房にいた調理員として。それにちゃんとZoffyを観に出かけていた。しかし《出会う》にいたらなかった。あの夜の正午なりで初めて河端一にギターに出会い、当方の地軸が大きく揺らぎ、その後の40代に多大な影響を及ぼしたのだから。そうでなくても出会っていたかもしれないが…。さてAcid Mothers 階段。予告どおり Kill The Kingから。非常階段にAMTのリズム隊が加わるかたちとなりフロアではダイヴが始まっていた。河端さんはギター4本の大盤振舞い。アンコール。なにをやれというのか。JOJO広重河端一だけが現われる。デュオだという。これこそ初めてのシーン。例えば先に記した正午なりのライヴ、タイバンいやトリがJOJO広重だったが交わることはなかった。いつぞやシリーズだったJOJO広重ギターインプロビゼーション十番勝負で当然入るべき一人だと思ったがそうではなかった。しかし今宵、Acid Mothers 階段よりもこの二人だけが並ぶステージこそ本企画の白眉ではないか。とはいえアンコールの枠内で静かに終わった。終演後、しばし滞在、終電に乗りおくれてウコン酎を重ねる。・・・Tokuzoが閉店しますよとの声かけで目覚める。いつの間にかベンチで寝ていた。不覚にも相当リラックスしてしまった。閉店まで森田さんが居られたのが印象的。

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  • Acid Mothers Temple & The Cosmic Inferno - Hotter Than Hell ~ Live in Sapporo 2008 ~ (Vivo)
  • Acid Mothers Temple & The Cosmic Inferno - Pink Lady Lemonade ~ You're From Outer Space ~ (Riot Season)
  • Acid Mothers Temple & The Cosmic Inferno to feature Pikachu - Hotter Than Hell – Live in Osaka 2007 (DVD, Acid Mothers Temple)
  • Kawabata Makoto - We Don’t Know Where We Came From (LP, Important)
  • "Kill The King of Noise" Tシャツ (limited)
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