UP-TIGHTほかLast Visible Dogからの新譜

  • Uptight - Live at Lucrezia (DVD,Last Visible Dog)
  • Preston Swirnoff - MAARIV (CD,Last Visible Dog)
  • The Terminals - Touch (CD,Last Visible Dog)
  • Renderizors - Submarine (CD,Last Visible Dog)

Last Visible Dogというレーベルを知ったのはごたぶんにもれずAcid Mothers Temple関連の作品をリリースしていたことからだが、カタログには明確なポリシーがあって、ジャパニーズサイケ、NZアンダーグラウンド、USAフリーフォークを柱としている。さてUP-TIGHTのDVDはLucreziaでも販売されるだろうが待ちきれずに直接注文。mixiにて一部内容を目にしていたが、複数カメラによるオーバーラップ映像はさすがで、スナップビデオとは一線を画する。スタジオライヴ的な端整さも美しい。4曲52分。ディスクは両面とも同様の銀色で、これじゃ裏表もわかりにくいと思いきや、PAL/NTSCのデュアルディスクであった。とても力の入った造りである。Preston Swirnoffは電子音楽であるけれどもピアノやel-gtの生音を添えたミニマリズム。《日本の電子音楽》に近いジャンルなので馴染み深い。一曲でIlya Monosovが参加。そういえばこの組み合わせでEclipseより幾枚もアナログを出していた(のでほしくなった…)。The Terminalsは同レーベル2枚目、1992年の復刻とのこと。ニュージーランドの、あくまでロックバンドの範疇でVUあるいはDoorsを奏でる、当方のお気に入り。これに対し同じNZでもRenderizorsはよりフリーフォームなサイケデリックフォーク。