ECO(羽野昌二)@KDJapon

直前まで知らなかった羽野昌二のライヴ。自宅から日帰りで往復できる場所でライヴがあるならばぜひお伺いしたいミュージシャンの一人。2500/2800+500。7時の予定をわずかに押しただけで開演、羽野が司会進行をしながら、参加するミュージシャンのソロあるいは共演する短いセッションがショーケース的に続くが、メインは羽野昌二Ds+一瀬大吾Bs+臼井康浩Gtのトリオに他ミュージシャンが絡んでいくセッション。その中では稲葉一将Tsが羽野の演奏に喰らいついていた。もちろんリズムを担う長身の一瀬のBsが活き活きと飽きさせなかったし、臼井のGtはノイズ的な要素よりも特異なリズム主体で好感が持てた。名古屋地元のミュージシャンに当方疎いこともあったし、ECOとは何か下調べもなしに臨んだが、名古屋では初の開催だった。唄もの、ラップトップノイズなどジャズ〜ロックに拘らない人選には面食らった。羽野昌二を中心に据えればやはり何らかの格闘技的要素を期待してしまう。仮に異種格闘技だとしても決して権威からではなく《セミファイナル》以上のレベルを維持してほしい。もちろん《メインイヴェント》のみでも可。