三上寛@KDJapon

日が過ぎたが記録を。JR鶴舞駅で下車した際のワンパターンの小さな贅沢、China Kitchen青蓮にてヱビスビールかつおのたたき(辛味ゴマだれ)、チャーハン。KDJaponでの三上寛はお初、\2500+500。お江戸ヴァージョンの舞台は取り払われていた。さて7時40分頃から開演、ハシゴを降りてくる。三上寛のライヴは聴きに行くのはもちろん、いつも目は釘付けになるし、とりわけソロの場合、客として手を抜くことができないと思っている。決して緊張を強いられるわけではない、五感すべてが忙しくなるから。今宵、一曲目からただならぬ空気を発散、至近距離で体験するからだけでもなかろう、この雰囲気は…休憩なし!…途中、チューニングを狙ってテキーラ・サンライズを注文。結局MCなし、2時間弱のぶっとおしであった。新作「吠える練習//白線」からの唄を交え(作品としては難解な現代詩路線から歌に回帰している)、とはいえ当方にとってハイライトは「美術館」よりも「五百子先生と山羊」。前回と同じ表現をすれば悪魔的リフレインで時間を自由に支配する。個人的には奄美加計呂麻島の残像が重なるが…。ステージを幾度も往復し、まるでねぐらへ帰るようにハシゴを昇っていったがアンコールに応えてくれた。欧州公演のことなどお伺いしたかったが帰路に着く。