望月治孝、どろんこ雲+白旗丘@Lucrezia

浜松祭りの時期にLucreziaへ入ったのは初めて。祭りの喧騒が室内でも聞きとれる。マイクの接続先を間違えていて、おかしい、音が入らないなどと戸惑っていたらすぐに開演となった。
望月治孝。先週と同じ3曲を今宵は、これも小型のアコギで。先週よりもはるかに出来はよかった。出来不出来というよりも望月くん本来のテンポに戻したというべきか、カバーに紛れてもおかしくない唄の存在。そしてカウンター脇のエレベータ前に移動して、ノンPAにてサックスを2'曲'。特に2'曲'目ではよく音が出ていた。全体で26分ほど。ビデオ撮り、これはステージ壁にうつる照明をバックにした位置で撮るとよかったが止むを得ず。Volcanic TongueがBaby Deeを引き合いに出したのは唄ごころに加え、演奏する対象を変えてまで表現する姿勢もあろう。そういえばBGMがDylanのBasement tapeだったのを記しておく。なぜなら望月くんの演奏が終わって聞こえてきたのは「ケイティはいってしまった」のリチャードの悲しい歌声だったから。♪...You should be here near me ...♪
どろんこ雲+白旗丘。白旗さんはてっきりゲスト扱いと思いきや最初から最後まで叩いた。Last One的テンポの中にロックのエッセンスを詰め込んで、次々と小気味よく進んでいく。憧れのロックンロールスターを演じるのではない、突き放したような姿勢の中にサービス精神と刃が同居する。PAがすこぶる調子よく壁際に位置していたら音量で頭がぼーとしてしまった。最初だけ望月くんも加わり、終盤には青木くんが加わり、ラストに再度望月くんが呼ばれた。どろんこ雲が終電の上りで帰るため思いがけず早い時間に終演(こちらも下りの終電で帰ることできたが…)。訊けば売りの音源はないとのこと、「きょう誰か録音していたらもらっておいて」という!さすが!ところでNT4によるエレクトリック・セットの録音は今宵がデビュー。出力ゲインが高いらしくタイバンのときよりもひとつ後方のテーブルにマイクを移動させておいたのだが後でチェックしたら、はたして歪んでいました・・・サックス一本であれば至近距離でも大丈夫なのだが・・・。1時近くまでウーロン酎を呑み続けた。本日、ご本人より求めたのは、

  • Mochizuki Harutaka Muse Ni (Volcanic Tongue VT-007,CD-R)