仲本政國ジャズ・オーケストラmeets向井滋春@那覇市てんぶす館

mabuya2006-06-24

勢理客から乗合バスで国際通りへ。てんぶす館に到着するとちょうど第一部が終わったところかエレベータから客が出てくる。第二部開場まで時間があるので通りに面したそば屋でトーフチャンプルーとオリオンビール中瓶を注文。以前入ったときこの店員さんはまだ高校生ではなかったか…閑話休題。てんぶす館へ戻る。何の跡地に建てられたのか、吹き抜けの広場ではアメリカン・グラフィティ風のダンスを練習する若者、4階からの那覇市夜景が美しい。同じ階では胡弓教室やらダンス教室やら盛ん。21時30分開場。2000/2500の当日券。仲本さんに一言あいさつして記録の許可をいただく。横に広くPAが設置されているため後方のテーブルにDATを置く(註:バランスが悪くても前方に置きクリアな音を狙うべきだった)。三脚に据え付けたビデオカメラをもって最前列むかって右寄りへ。22時開演、第二部はコンボからスタート。先程まで国立劇場で演奏していた西川勲Bsが目の前に…では第一部は誰だったかといえば友寄隆哉el-bsと後で知る。第一部が観れないのを承知で組んだ来沖だがもったいないことをした。友寄隆哉はピンクのシャツとピンクのズボン=なんとサイケデリック! 昨年と比べても弾きまくっている。無駄のない、胸を熱くする、スピード感。氏をアップして撮れないので左手後方へ移動する。向井をはじめ5ボーンを擁する《ハイブリッドトロンボーン》アップ・テンポの曲が多いこともあって素人目ながらかっこいい。大勢のボーン・メンバーが退場し、仲本政國がインターミッションの短いピアノ・ソロを奏でると、ボーンをチェロに持ち替えた向井滋春が登場する。友寄隆哉ac-gt、仲本政國pのトリオ編成となって「黒いオルフェ」「リベルタンゴ」。実はこの企画、昨年のアフターワーズ・セッションでも一部披露されたものだがオフィシャルに登場。既に時間も押しており残念ながら2曲のみ。しかしアンコールが入り、向井滋春tb×友寄隆哉ac-gtで「ウェイヴ」(写真)。チェロのボディをポコポコたたくのはピアソラへのトリビュートか。のべ4時間にわたるライヴのしめくくり。いわば、向井滋春やりっぱなし、そして友寄隆哉やりっぱなし、お疲れさまでした。
※向井本人のブログが沖縄滞在中に更新されていた。http://blog64.fc2.com/ssmmblog/
打ち上げに合流。店のテレビがCocco×筑紫哲也@中村家を映していた。どうして筑紫哲也国立劇場にもテンブス館にも来ないのだろう。当初より0泊2日を計画していたものの6AM、浦添のサウナへ直行、しばし仮眠をとる。疲れもとれて出発にまだ間があるので、久々に壺屋を散策する。青い空と白い壁。那覇市内のラビリンスもまた魅力的。小橋川清次ほか気に入ったコーヒーカップを求めてからゆいレールに乗る。帰りのANAに乗り合わせたのは修学旅行を終える三重県内の中学生たち。そういえばイラク開戦時、沖縄行きをキャンセルした中学校の数が最も多かったのは三重県だということを指摘したサイトがあったことを思い出した。