Mason Jones, UP-TIGHT, 水晶の舟@Lucrezia

静岡駅の始発で職場へ。仕事を終え、今宵は日帰りのつもりで車で出発する。しかし間もなくラジオで東名が集中工事のため二十数キロ渋滞と知り、急遽、電車へ乗り換える。帰りがJRとなる都合、JR四日市駅に向かう。ところが周辺に一時預かりの駐車場がみあたらず。結局慌てて市役所駐車場へ運んでおく。念のため近鉄で名古屋まで〜新幹線に乗り換える。7時30分直前に到着。1500+500。Masonにも挨拶。馬場くんの姿も、あれ、川口さんも。
UP-TIGHTを観るのは帰国後初。全体としてテンション高く'Lucrezia'のワイルドなロング・バージョンなどわくわくさせられた。青木さんのボーカルに比重が置かれた新曲もあり。
水晶の舟。既に海外での評価も高く噂には聞いていたが初見。受ける印象がOral Fitと近いのはベースレスで、音量を上げたDsなど共通点か。'薔薇が咲いた'のサイケ解釈を聴くともともと歌を大切にしてきたのではと思わせる。ところがかなり力強いDsに加え、リバーブ?全開っ放しのgtとvoがオリジナリティを平坦化する役割も果たしていないか、と思った。
Mason Jones+白旗丘そしてspecial Guestとして川口雅巳。今年はUP-TIGHTでない白旗さんの演奏にふれる機会を幾度か持ったのがとても新鮮だったから、このセッションは楽しみに迎えた。まず国内ならばOKかワイヤーであいさつ、少なめの音でMasonのドローンを支える。途中、予想どおり川口さんも参戦、弾きまくりの感あり、かっこいい。白旗さんも起立と着席を繰り返し、細やかに加わる。後半、エイトビートとなったが、少なくとも思わせぶりなロック・セッションよりも明快な意志と情念が表されていたように思える。終演は23時10分前。浜松駅23:12に乗らねばならずそそくさとお暇する。

  • Mason Jones The Crystalline World of Memory (Public Eyesore, 2002)