urban song collection 2005@Tokuzo

近鉄急行〜地下鉄。3000/3500。今年、奇数月にTokuzoでオフノートの企画が催されるurban song collection、その第一回。第一部、ホスト役のいとうたかお。昨年よりもボーカルに比重が置かれ説得力あり。第二部のメインはかしぶち哲郎なのだが、その前にオフ・ノートの抱える京都勢がショーケース的に一曲ずつ歌う。まるで新人歌手を抱えた中小芸能プロダクションのよう…お酒もすすむ。驚いたのは、飛び入りでさかうえけんいちが一曲歌ったこと。しかも堂々オフ・ノート・オーケストラ(名称があったが)をバックにして。アレンジは渡辺勝。まだ完成された歌いまわしではないものの魅力的だった。大工哲弘「つれなのふりや」に似た、異化作用のある出来。さかうえさんがアコギのデュオで演るときに唄が流れてしまいがちだったから。聞き手が前もって頭の中に描き終えている出来ばえを不問としている。この路線が続くとおもしろい。勝さんの歌はというと、かしぶち哲郎のパートを挟むように「僕の倖せ」と「夜は静か」のみ、次回以降に期待。ステージ上には最高11名が出揃う、こんな贅沢な娯楽はない。渡辺勝 vocal,piano,guitar, 船戸博史 contrabass, 関島岳郎 tuba,trumpet,recorder, 中尾勘二 drums, honzi violin,accordion, ウエッコ guitar, 山田吉育 blues harp, 松村孝之 percussion, ウタタネ:下村よう子・水晶・坂巻さよ・宮田あずみ chorus。神谷さんから湊谷夢吉作品集の構想を伺う。注文は瓶ビール、麦焼酎、クーバリブレ、韓国風チャーハン、牡蠣のオリーブオイル漬け。