アリス・セイラー+hide+山崎春美@K.D.Japon

意を決して夕食後、車で出発。昨日と同様、名古屋高速を吹上で降りるがきょうはそこから鶴舞方向へUターン。K.D.Japonはすぐにみつかる。会場周辺をうろうろ廻っても駐車場がみつからず路上へ。\1800 with 1drink。ステージではなんと正午なりが演っている、これはどうしたことか。しかも石田さんは「丘の上の白い花」を唄っている、これは終曲ではないか。どうして遅れてしまったのか。どうやら昨晩、臼井さんから聞いておいたスケジュールを当方が1時間勘違いしてしまったようだ。ひどく落胆する。しかし客席にはまたしても(失礼!)東さんが居てアンコールを要求、おかげで「海から」も聴くことができた。臼井康浩(g)菊池行記(electronics)との4人編成。石田さんはマイクを離して好調、しかし終演後伺うと、先日のなんやの空間もよかったとのこと。さてK.D.Japonはライヴスペースが通りに面しているので音は洩れてしまうのだが、JR高架下の立地からか騒音問題をクリアしているようだ。吹き抜けがライヴに最適である。階上にもわずかだが客席がある。手渡されるフライヤーもTokuzoに比べれば空気が異なり一気にアンダーグラウンド総本山の趣。hideさんと再会、いきなり山崎春美を紹介される。QJの立ち読みでちらりと覚えている、短髪で角張った顔のまさにご本人。慌てた当方、「Heaven全部読んできました」などと昔話で返してしまう。ラテンラバー(ラム+カルーア)。東さんのほか客席にはGuyさんも居てDVD-Rの送付先と次回のライヴ予定をうかがう。Guyさん直筆のもっきんぽっとへの地図は家宝となるだろう。正午なりの次のバンドはパス、軒先で東さんとしばし談話。hide&アリス・セイラー。hideさんはgtと打ち込みの制御(昨晩Tokuzoにも持っていた購入したばかりのもの)、アリスさんは唄+saxだがパフォーマンスに近い。音を録ったもののこれはビデオでないと。hideさんの活動はこれまであまり知らなかったのだが水脈がありそう。実質ギターのみで、カチッとした Amazon Saliva とは異なり amorph な流れ。打ちこみは代用のような気がしてぜひバンド形態を希望したい。とはいえこういうイヴェントは引かずに楽しむしかなかろう。山崎春美はゲストとして途中からマイクの前に立ち、歌詞カードを持ちながら所々で歌った。作詩をしているとのこと。終盤、痙攣してマイクスタンドと共に倒れるのを幾度か繰り返す。後ろは心配だから前に倒れようなどとhideさんがアドバイスするのがおかしい。店のマスターは平然という態度で構えていて(騒音対策には注意を払い)好感が持てた。今後もたびたび訪れることになるだろうスペースである。帰りの高速のBGMはUP-TIGHTLucrezia」聴き終わらないうちに到着。