夢の隊列2004@Groove

那覇空港より高速バスでコザ入り。キャンパスレコードに寄るとお二方が外出したばかり、連絡をとってもらうとパークアベニューとのこと、社長のお迎えで合流、ニューヨークレストランへ。食事中も次のコンサートの企画会議だしマキ嬢の携帯に電話が入るやら、多忙なり。土曜日の午後というのに降りたシャッターが目立つ通りになってしまった。さてキャンパスに戻ると昨年の未払いを知らされ恥じ入る。今宵、マキ嬢から仕事で玉栄政昭を訪れる予定を知らされるも泣く泣く辞退。ついでに明後日沖縄を発つまさにその夜、ロイヤルホテル内「美岬」で玉栄さん初ライヴしかも三線?!を弾くというニュースにも同様泣く。

みどり荘まで社長に送っていただく。2500円前払い。ゴヤマートが取り壊し工事中、買物はゴヤ交差点を越えてローソンへ出向かねばならなくなった。バス停前のカフェもなくなる。FMコザも移転したという。ちょーすけへ立ち寄った後、バスにて勢理客へ。途中、H**さんから電話が入った。勢理客に着いた頃から雨が降り始める。当方にはこれで3度目となるオフノート主催のイヴェント、夢の隊列2004@Groove・第三夜。2500/3000。客足が鈍く開演が延びたので未購入のCDをいくつか求む。とりわけ今回のイヴェントの異色の一夜だった、若き女性編の3枚にはそれぞれサインをいただく。次第に客席が埋まる。オープニングは船戸博史+中尾勘二のララのテーマ。そしてエミグラント。今回の特徴はなんといっても渡辺勝のエレクトリック・ギターが大きくフィーチャーされたこと。昨今なにかと話題?となっている「ギンギンのギター」、勝さんのギターは単なるギンギンのソロではない(復活早川義夫ではそうだと思った、くどいけど)。いまの若い子らみたいにいくつもエフェクタを繋いでいないにも関わらず、どこか位相をずらしたような音色が、歌の一バースと交錯し、ちょうど勝さんのボーカルに似て、歌いきるのではなく印影を深く刻みこむ力を持つ。次は、ひがしのひとし。エロ度が低めに感じられたのはなぜか。ゲストのローリーの弾き語り。生で観るのは随分と久しぶり、単独で来沖した際のクリスマスMod's以来か。Grooveは初めてというのが意外だった。そして中川五郎。2年半前のGroove以降、先日のレコ発ライヴを逃したものの何度かライヴに接してきた。今回のライヴがいちばんいいと思った。エミグラント(ではないのかな)のバックは緩やかなテンポを紡ぎ、そのきめ細やかな音の絨毯に五郎さんの歌が軟着陸したように詞を大事に乗っかっている。思春期の男の子のような歌詞が際立って説得力を増していた。バックがソリッドに傾くと五郎さんのトーキング・スタイルも力んでしまいがちだが今宵は全然ちがった。ちなみに五郎さんはどの曲の終わりもジャンプで締めるのだが。「いつも戸口まで」の勝さんはギターではなくピアノだったが力強いタッチが素敵だった。終演後直ちにタクシーでコザへ戻る。雨風がウインドウに吹きつける。週末はいつもこうだと運転手。オペイシ〜ジャンクボックスで5AMまで。沖縄市がミュージックタウン構想にいよいよ着手されるというのだが…。