夢の隊列@Hard Rain

雨。夕方より大阪へ。ひがしのひとし、オクノ修そしてEMIGRANT。
ミグラントは以前に比べても集団による即興が美しかった。沖縄・Grooveで体験した、まだ混沌と、互いの音を探り合うような部分が薄れ、自信にあふれたものだった。初めてCDを聴いたとき、渡辺勝のボーカルとバックが対立するような気にさせられた部分もあった。当時(一年前)自分が彼の唄に早川義夫のようなシンプルなものを求めていたからだ。しかし今回だけでなく、渡辺勝の歌いは力強く、楽曲によって薄れることはなかった。枯れたボーカルに停滞させない仕組みがエミグラントにあるのか、それをプロデューサーはお見通しだったのか。ライヴのハイライトは中近東風(ベリーダンス?)の踊り子が登場したこと。
ひがしのひとしは小型サイズのギター(何て言う?)を抱えて辛口のMCを控えめにまじえる。ブラッサンス風よりも軽く聴こえるが耳にはいつまでも響きが残った。
オクノ修もお初。先日求めた「リサイクル・アンダーグラウンド」中の加川良の唄が耳に残っていて、そんな気分を引きずって聴いていた。
終演後、HPのみで連絡をとっていたK**さんと会う。意外と大柄で語り口の優しい方だ。ところが当方、出演者たちがどう行動するかが気になり落ち着かない。一行は尼崎へ泊まるとのことで、全員の乗った車を見送る。沖縄とは「ハレ」度が違ったのだ。ハードレイン、いつもの悪ノリではなかったため早々とホテル関西にて宿泊。