ツクモク、ミラーボールズ@Tokuzo

めずらしく前売準備もなく平日おもいきってTokuzoへ。名古屋シネマテークの会員証で前売扱い2000円。ツクモクTsukumokuのライヴゆえ。前回のライヴ直後にあの軽やかなDsが郷里へ帰ってしまったという。もしやまったく異なったバンド演奏となってはいないかと心配しながら入場。この年齢になって期待しすぎることは避けるべきではないか。テーブル席は結構埋まっていく。Tsukumokuの知り合いも多いみたい、結構なことである。さて演奏は、前回ノックアウトされたDead色の強い、眩暈のする出来栄えとは少々異なったふうにみえたのは当方が構え過ぎていたかもしれず。Dsが代わったせいもあるし、右手のGtのソロパートが強調されたこともあるが今回も、のびのびと、バンドで演奏される美しさを味わえた。エンタテインメントとしてもよい出来栄えであった。ドラゴンズの唄を披露するからには嫌が上でもローカル・バンドであることを意識させたところでベイエリアならぬ、ほかならぬナゴヤなのである。しかし全員がソウルフルなボーカルを務めるところが音楽的にベイエリアな名曲「Something (For The Better)」ほか。いちばんの注目、Bassの女性は今宵は左脇に位置し、ショートカットで控えめであった。しかし帰宅後(時間を経て)HPを紐解けば、Keyboardの女性がご病気と聞く。顔面を鍵盤にぐいっと近づける演奏はかつての灰皿以来にみえたのだがそんな事情に拠ったのか、大丈夫だろうか。続いてMirror Balls。まる福。とのタイバンから4年が経過していた。Tokuzoの両脇のPAからお二方のギターが左右にきっぱり分離されて明瞭に聞かされる。当時のレパートリーにはすぐに反応するが、弾ける感じから聞かせる歌に変わっていた。「ブラウン運動」度は低かった。本来、トリのバンドのツアースケジュールであるが既に大満足ゆえ帰路に着く。