ワルター、シフラの廉価盤
迷いはあります。安いことだけを狙うのであれば例えば6月に発売を控えたoriginal album classicsシリーズなど十分に満足できるでしょう。新品で一枚600円です(たぶんリマスター盤)。でも一方、最近のレココレ紳士録でどなたかが言われていた、金さえあれば何でも手に入るのだから、こだわって求めていかないと云々ということも確かです。いきおいマニアックに迫ってきたのがこれまでの自分のやりかたですし、なかなか路線変更できないところです。3〜4月にはマーラーの交響曲をめぐって葛藤がありました。無性に「大地の歌」を聴きたくなりました。そのときです、てめえはほんとうにワルターの指揮がよいと思っているのかと。○○指揮が駄目なんだと断定できるのかと。柴田南雄の受け売りではないのか。とはいえ当のワルターを聴かねば話になりません。結局、モノーラルとステレオのそれぞれ廉価を集めました。
- Bruno Walter - Mahler's Works (NAXOS,4CD) モノーラル盤が一枚600円相当。1936年の大地の歌+アダージョ、1938年の9番、1952年5月15,16日の大地の歌、1945年の4番ほか。
- Bruno Walter - In Vienna (2CD) 1955年の4番、1952年5月18(17?)日の大地の歌。
- Bruno Walter - The Original Jacket Collection - Mahler/Bruckner (CBS,13CD) ステレオ録音が一枚あたり400円強
マーラー×ワルター一覧表http://www2.starcat.ne.jp/~danno/discog.files/walter4_29.htm
さらにCziffraにいたってはどうしようもなく安さに負けて求めてしまいました。現在のところHMVが最高峰なのでリンクさせますと以下のごとく。ただあれこれ研究の結果、これらを購入する前にまず亡命前のブタペスト録音を集めていましたが。
- リスト作品集 (EMI,5CD) 一枚あたり450円
- ショパン ピアノ作品集 (EMI,5CD) 上記とほぼ同様
- Les Introuvables De Cziffra (仏EMI,8CD)