OLAF RUPP+羽野昌二@KDJapon

負傷後、初の名古屋行き。職場から駅までの時点で既に痛みが。車中「アメリカの経済支配者たち」(広瀬隆,集英社新書)を読む。能吉利人推薦本のひとつ。鶴舞駅近くのいつもの四川料理店で、豚肉と茎ニンニクの炒め、海老と長芋春巻、麦焼酎。茎ニンニクのごりごりした食感が頼もしい。KDJaponへ、2500+500。舞踏を控えているため中央スペースを広場のように空けた配置。思いがけず友人Hくんに逢う。
Olaf Rupp は大柄のスキンヘッド、掌も大きそう。アコースティックギターをひざの上に立ててPAなしで。フラメンコギターのように5指を使って、いや10指を駆使してつまびく奏法。どんな早弾きでも一音をくっきり出している。続いて行われた羽野昌二とのデュオ。ペーター・ブロッツマンならわかるが、まさかPA無しのガットギターが羽野のDrと張り合う?そう十分に聞き取れるほどありありとした音。知らぬ間にPAも通じて、el-gtに持ち替えられたけれども、このデュオがベスト・アクトだと思った。昨年のMoers Fesが初共演だったという。今宵は正確にはデュオではない。舞踏、映像も共演する。七感弥広彰(舞踏)、肉体を包んでいるのが薄手のカジュアルジャケットなのが新鮮で、鍛錬された動きも同様。ふと、霜田誠二のことを思い出した。休憩中、客席のざわつきを断ち切るように羽野昌二ソロが始まる。最後のパートは昨年12月のECOに続いて羽野のリクエストで依田拓(voice+elctro)+Olaf〜羽野〜七感弥と全員参加。昨日、故障したビデオが戻ってきたから、もし映像を撮ろうとしたならば、舞踏を収めようとやっきになっていただろうが今宵はみあわせた。

  • 羽野昌二Hano Shoji - 銅鑼無座的宇宙 DRUMS (HEART LORD STUDIO)
  • OLAF RUPP-羽野昌二 - NOOMISO (HEART LORD STUDIO) live at Moers Festival
  • OLAF RUPP-羽野昌二 - untitled (private DVDR) 上記ライヴの映像版