HeyFreak!〜2×2×2×2〜@SOCIOあめりか村

仕事を終えてから近鉄特急で難波へ直行、宿は前もって確保しておいた。今週東京へは行けず、自らのスケジュールの空きを埋めるべく強行。初めて出向くハコに入るのは緊張する、これは仕方がない。心斎橋の煌びやかな道中もまた違和感あり。前日直前の予約が効いて1700+500。キューバリバーとか焼酎とかモルツとか。物販に並んでなべが用意されていた。僕が目にしたときDODDODOが店番していたので太陽公園を思い出してオジヤだろうと踏んでいたら、モタコさんが蓋を開けて具を煮なおし出した。《中身をみせるは的屋の基本》とは某氏のコメント。とてもいい匂いがしてひとつ注文、モタコさん直々ちゃんと辛子をつけてくれた。おつゆまで残さずいただく。よくよく脇の手書きラベルをみれば「ODEN FANTASY ¥300」と書かれていた。今宵デュオ特集ということでメンバーをいろいろ組み合わせ余技をみせる企画かなと予想したら4組のうち3つまでが既に活動中であった。当方の思いでは太陽公園アフターワーズという位置づけ。ファンタジー仲間(モタコ+DODDODO)モタコの、先日の京都とは異なるリラックスした雰囲気が当方には新鮮、鈴の付いたとんがった靴(なんていう?)で芸が細かい。みしおとすはら(見汐麻衣+須原敬三)カバー多し、須原ジュリーも。見汐さんは長い髪のとき以来で良き聴き手ではない当方、カバーよりもオリジナル曲をより集中して聴いた。ワンナイトジェラシーズ(家出ジョニー+ほりゆうじテクノポップを下敷きにしたコミカルなステージ、女性客男性客ともに反応多し、ただし当方CDR買うまでにはいたらず、埋火のシングルCDRは開演前に求めておいた。
光宙★魔呼斗(あふりらんぽ・ぴかちゅう+Acid Mothers Temple河端一)。それまでテーブルにマイクを置く都合で幾分後方に座っていたが、皆前方へ集まり始めたので当方もあわてて最前列に構えたのはHard Rain以来か、自分の身長で立ったままなのも気が引けるのでお尻を浮かせて座り込む。後方に置き去りにした録音機材の安否も気にしながら。しばらくDJ山崎マゾのパンク音楽を浴びて待つ。ドラムセットには明日香村の唐辛子魔よけが供えられていた。暗転するとステージに長身の河端一、またぎルックに山高帽(なんていう?)懐にハーディガーディを抱えながら。アコースティック・ハーディガーディの持続音に紛れて思いがけず(期待通り?)後方より「マッチはいらんかね〜」。客をかき分けてマッチ売りの少女姿のぴかちゅう登場。太陽公園でのパジャマ姿を思い出したけれど、ぴかちゅうの演出はいつも楽しい。やっぱ録音ではなくて映像が必要だったか。舞台へ移動しドラムセットに立ち上がれば「サイケはいらんかね〜」の怒声へ。まず爆音のインプロ、途中カントリー風ストロークのメジャーな展開、終盤、十手ドローンを挟んでインプロヴィゼーションの応酬。アンコールはなかったが河端の少々はにかんだ声で「少し早いけどメリー・クリスマス」と短いメッセージが添えられた。
(追記)後で知ったが本企画、当初はミラーボールズが予定されていたという。それはそれで似つかわしい取り合わせだったが当方はたどり着けずに終わっていたかもしれぬ、光宙★魔呼斗の参入でSOCIOが強烈な印象を残す結果となった。例年Acid Mothers祭り=後の大阪では必ずといっていいほど好企画が投入される。

  • 埋火 - だから私と(self-releaed,CDR)