Ryochestra Acoustique @ cafe parlwr

カノーヴァンからcafe parlwrと名前が変わってから初めて訪れる。1500+500。奥の会場に進むとアレ?冬支度を済ませたGuyさんがニコニコと座って居られる、急遽メンバーに加わったとのこと。かつてこの会場でチャイナ在籍時のアコースティック羅針盤?に出かけたのに更に同じ会場同じメンバーのライヴを油断したらその時には河端さんが急遽参加したことを後で知り悔しがった覚えがあるが、告知のないライヴにも出かけるようになったら追っかけも本物か。Guyさんに倣って英吉利産のビールをいただく。ほか野菜チップスと七面鳥パテ。さて小野良子率いるRyochestra Acoustiqueはおなじみのメンバーのほとんどがアコギを持参して横一列に並ぶがノンPAの歌ものといおうか合唱、Chantといっていい、辺境の地から届けられた歌声(どこかのモデルがあるかもしれないが)とりわけ女性陣のボーカルがよく響く。自分が現在、民族音楽モードに浸かっていることもあって新鮮かつ耳に馴染む。少なくともエレクトリックに対するアコースティック、パワーを下げるためだけのアコ化ではなかった。ただ録音する立場からボンゴの音量が突出していたのが苦しかった。さて今宵のメインはpebblestone tourと題された3者によるソロ・パフォーマンス。ひとつひとつは省略させていただくが、山崎昭典のギターソロの一件を記しておく。演奏の途中、客席から赤ちゃんが共演した!私見では静寂なギターの音に呼応して声のトーンを変えていたにちがいない…とまでゆかぬとも言葉が発生する直前の美しい、複雑な喃語のバリエーションに耳を傾けることになったし、先だつryochestraの声の余韻にも響きあった気がする。演奏者も招かざる共演に影響されなかったわけにはいかなかったろう。中村とうよう竹中労の言(もっと泣きなさい、騒ぎなさい)を引き合いに出すまでもなく、ピュアとはいったいどういうことか。***さんのおめでたも知って、収穫の多い一夜だったがお腹は空腹気味に帰宅する。