田畑満の新作(の装丁レビュー)

  • TABATA la vie electrique:last exit to brainsville (limited 86/100,elsie and jack)ご本人より。限定盤とは同レーベルお家芸のプラケースにエッチングを施したもの。更に今回、小型のブックレットが付いているのだが、ワインレッドのビロード仕上げの2枚のハードカバーの中にちょうど朱印帖の如く蛇腹の紙が折られていて(その折り方もユニークなのだが)、しかもTabataさんのサインとナンバリングが刻印されている(一冊ごとに異なる刻印!)。これが紐で結ばれている。ブックレットはスリーヴ内に記された田畑さんの解説のオリジナル=つまり日本語。外人にはわからん内容にちがいないが田畑さんの音楽に惹かれた日本人であれば鑑賞の助けとなるものである。肝心の音楽の中身がまだ書けていないが…あまりに凝った装丁にこうなってしまう。先行発売の本人分は完売なので興味ある方は版元をあたられたし。タバタソロといえば以前Lucreziaで披露されるはずが結局アマゾンとレニングラードが合体したようなセッションと化してしまったことがあり、こうして久々に聴くことができた。