The Slicks,柳茶屋ほか@Lucrezia

夕方から出発。名古屋駅で期限切れになりそうな新幹線回数券を売り払う。年末年始ほとんど浜松へ通えなかった。8ミリビデオテープを求めてから今年初のLucreziaへ。1500+500円。カウンターが青木さん+バイトさんの組み合わせを観たのも初めて。ビール〜ウーロン酎幾杯。The Slicks、それこそポルカ時代から客席では何十回も目にした淳吉郎さんなのだが、きちんとライヴに接するのは初めて(すみません)、オープニングから大音量なのにクリアーな音に驚く。鮮明に、ぐいぐいと、初期衝動からコクへ。曲間の短さや、fortyにこだわるMCが良い。観客は地元の音楽仲間でほとんど占められているはず。それでいて音で馴れ合うことがない(他のバンドにもいえることなのだが)、Lucrezia、ミュージシャン度高し、とはいえ何ら問題なし。柳茶屋、昨年11月以来、メンバーチェンジ後こなれてきたのか、あるいは当方の肩の力が抜けつつあるのか、バンドとしてのコンビネーションが柔らかく、まだ行けるってところで曲が終わった。曲数のわりに一曲あたりの時間が短かった。たれしもこんなサウンドを出したいと音を紡ぎ、聴衆もこんな音をと期待して臨む。その不確定な目的に向かっているという意味で、現メンバーによる柳茶屋は魅力のかたまりである。3月にはTokuzoでのライヴが予定されているとのこと。トリのTHE COKESはポップなロックンロール。後でHPをみたらメンバーのお気に入りがチープ・トリックとありなるほどと思ったが、ライヴに臨んださ中では、現在当方の頭の中がジュリーで占められているので、50〜60年代のポップス影響下にせよもっと艶っぽく攻めてほしいと感じていた。終演後、しばし皆様にお話の相手をしていただきホテル泊まり。