キキミミズ、ヤマダタツオ、小枝年生@Lucrezia

mabuya2006-09-03

5時過ぎに自宅を出発、近鉄特急〜東海道新幹線で浜松へ。浜松秋の陣に備えて新幹線の回数券を求む。Lucreziaに19時半頃着、1000+500円。今宵は深酒しないよう、ビール、ウーロンハイ、ラムコーク。はじめからテーブルをセッティングしたフロア。
キキミミズ。7月のSpiralMart以来。自分が彼の持ち歌を覚え始めているので、今宵「引き算」とか「共同墓地」など《初期》の作品が脱落していることに気づき、にんまり思う。集大成ではなく過程にあること、勢いをつけること。「共同墓地」の一節は普段の生活の中でふと鳴り響く(いや、口ずさむ?)ことはあるのだが。歌とともにgtもラインでつながれており、ピッキングの一音々々がクリアに迫る。こういったLucreziaの音作りも影響しているだろうがキキミミズの目指しているものが少し露わになった気がする、いみじくもMCで本人からルーリードを意識した、とあるように...。恒例のカバーは早川義夫「音楽」だったっけ、復活・早川義夫はもう3,4年聴いていなくて。「ベストオブソリッドvol.1」は繰り返しているが。小枝年生は初めて。アコギの演奏は切れ味よく、しかし歌の題材は身近に求めているようで歌の中に「館山寺温泉」とか「伊場遺跡(これはMC)」「国鉄(JR?)工場」とか当方には懐かしいことばがちりばめられる。地元の歌い手でそういう歌を聴いたのは初めてで、思わず録音を続けてしまう。本人の弁ではリハの後飲みすぎたせいか、どの曲もキーが高いせいか、歌では単調となるきらいがあり、MC時の自分を突き放したような態度のほうが興味深かった。トリはヤマダタツオ(from Impedance)(写真)。4月に続くel-gtソロ。前回よりもマイクの前で立って歌う時間が長い。歌う前に曲名を伝えるので(たくろうの「たどり着いたらいつも雨降り」、「サマータイムブルース」など)ソロらしかった。9月に入ってぽっかりと間のあいたこの時期に聴く、エネルギーの詰まった「サマータイムブルース」は素敵な子守唄。なおImpedanceのレコーディングは継続されているとのこと。日曜日のみ運行する22:18発のひかりで帰宅。