三上寛@this is it

mabuya2006-06-14

前日にメール予約を入れておいた。迷っていたのだが、一昨日、T**さんに送るためVHS数本に録りだめしてあったNHK総合「人間マップ」を10年ぶりに再生していたら会いたくなってしまった。当時も迫力があったが今見るとやせていたので驚いた。72年の「新日本紀行」も更に痩せこけていたが。さて近鉄急行〜JR中央線鶴舞下車、いつもの中国料理店で、ニンニクチャーハン、ゴーヤと厚揚げの黒豆ソース炒め、エビスビール。本来ならばK.D.Japonの企画であったのだが騒音問題で改装のため急遽、出張企画となったのだ。そのK.D.Japonを過ぎて高架下を更に進めばthis is itへ。訪れるのは羽野昌二以来、ここも高架下にちがいないのだが元来は画廊かフリースペースか、吹き抜けのつくりで階上の窓からイオンショッピングセンターのネオンがのぞく。2500円、店でも軽食が用意されていたが満腹のため、いも焼酎500円。ジュンコさんにあいさつ、脇には当方と同県から参戦したお方も居られた。最近作「撥」からが多かったが、今宵の三上寛で意外だったのは過去の作品を多く取り上げていたこと。「ひびけ電気釜」「小便だらけの湖」「パンティストッキングのような空」「ピストル魔の少年」「コップは壊れるだろう」。これら日常生活の断片と唐突に固有名詞をつなげていく現代詩的作風に比べても最近作「五百子先生と山羊」とか「美術館」の悪魔的リフレイン、ことばそのものの響きを活かした魅力が勝るように思えるのだ。その変わり目はひとつに「負けるときもあるだろう」であり、もうひとつはPSFの途中から。なおK.D.Japonは7月から営業再開。