ピンクの液体#6@Lucrezia

車を断念、急遽JRを乗り継いで浜松へ向かう。Lucrezia到着8PM、バンドが音出しをしていたので間に合ったかと思いきや既に3バンド目という。2000+500。立ち見のみ。DJブース付近にベビーカーが置かれ、フロアに目をやれば2歳あたりの男の子が大音量に動じず、周囲をいい眼で眺めていた。qybヤマジカズヒデクハラカズユキ+BEARTREK)、ニューヨークパンク・テイストの、たしかにリズムもギターワークもしっかりしてる、ボーカルも終始俯いて歌っている、地味なバンドなのに、この客の多さはどうして?決して若僧ではない客(では自分は何者かと突っ込まれそうだが)皆、ちゃんと体を揺すっている。しかもこのバンドが一時間半続く。破格の扱い。そういえばバンド関係者らしき人影が目に付く。どのバンドを観に来たの?明日来ると思っていた、とよしの姫から訊かれたが、確かにどのバンドが目当てというわけではなかった。ちょうど一年前、MenLucreziaで行われたライヴに居合わせることができた。そのメンバーによる企画と知り、ならば出かけるのが道理ではないかとやってきた。次のバンドの途中で当方Lucrezia初の中座をさせていただく。非常階段にてファミリーマートのつゆだくおでんを食べながら、工事中のビルの夜景など楽しむ。ラストのバンド、izumiさんの、さまざまなパーカッションをふんわりと散らした、アクションペインティングのようなサウンドにはどこか覚えがあり、とはいえ一年前にはそれが混沌へと一直線に進んでいったのだが、Joy Divisionに対するNew Orderよろしく、gtとsynthとのアンサンブルに身をゆだねる。前回迂闊にも録音を逸していたので今回録音する。少なくとも昨年6月以降、自らの役割として記録を意識するようになったのだ。ウーロンハイを幾杯もおかわりして3PM頃まで。タクシーにて帰宅。