竹村淳のトーク&お勧めライブ@嵐山・音や

柘植駅まで車、すぐに出る電車がなく、加茂〜下津経由で京都〜山陰線で嵯峨嵐山駅へ、都合3回乗り換えした。帰路につく観光客とは反対方向へ進む。「音や」は大堰川のほとり、嵐山方向に渋滞する道路脇にあった。エスニック料理ということで「まほろば」のような居酒屋を予想したが白い壁にソニー・クラーク、ピーター・ポール&マリー他LPが飾られた明るいレストラン。テーブル席40というのはたしかに満席状態。竹村淳さんにあいさつ、竹村さんがインタビューされたマガジンRipersをいただく。客席には例のごとくツワモノ揃い、週2回はエルネスト河本の教室へ通う母娘ほか。
第一部は竹村さんのトーク。主にNHK-FM収録時のこぼれ話。
第二部は今村夏海。虹のように鮮やかなメキシカン・ドレス姿。CDジャケがオカッパだったが本日は髪が伸びている、とはいえ16歳である。パラグァイアルパとメキシコアルパを持ち替える。エルネスト河本gtを配するも全く動ずることなく次々と演奏を決める。ラテン色強し、という解説もあったがなんといってもリズムである。荒削りなところも当然あるものの、当方の好みである、パーカッシヴなピッキングといおうか。師匠の演奏は存ぜずものの当方がこれまで耳にした中ではニコラス・カパジェーロを思い出す。それにハチロク調のリズムに乗るとすばらしい勢いとなる。クリスマス・メドレーなどご愛嬌も含めて一時間半弱、本日が関西デビューとのこと。後半はグルーポ・カンタティのメンバーも交え共演。フェルナンド・ヒメーネスが参加したのはわずか2曲ほどで終演後アンコールあり。