羽野昌二@This Is It

再び吹上で降りる。JR高架下を探すとドアの隙間からドラムセットがみえた。会場の裏口だった。This Is It は白い壁の画廊。吹きぬけで木製の階段で二階もあり。K.D.Japonを更に狭めたようなつくり。2300+500。羽野さんに挨拶。イギリス公演の話。瓶ビールを倒してしまう、すみません。録音をどこにしようか、と2階席へ移動。演奏を見下ろす位置。羽野昌二ds、臼井康浩gt、黒田かなでvln、加藤雅史wb、そして演奏場所の上方、吹きぬけの壁に古田一晴の映像。全体を引っ張るのは黒田vln。ルーツはどこなのか、よく唄うのに上滑りしない音。スパイシーな役割かと思っていた臼井も多くの音を出す。実質冷房なし、汗まみれだが爽やか。2階の窓からちょうどイオン千種ショッピングセンターの夜景を臨む。幕間、高架に並行する道端に座り込んでビールをのむ。隣りにさまざまな年齢層の行列がありスパゲティ屋目当てと知る。こんなひなびた線路脇で、と片付けるところが、線路の向こうにはイオンが、またこちら側にはまぶゆいファッション・ホテルが、また高架上には高速道路が、と彩りのコントラストがきつい、眩暈のするようなスポットなのである。第二部にはパントマイムの?が参加。名古屋アンダーグラウンドの一端。羽野はチャルメラや細かなパーカッション、さらにスネアをリードがわりに叫ぶ。10時前に終了となる。お店でフェアビーンズコーヒーを求めたが深煎り気味でちょっと残念。

  • OKIDOKI - Don't walk on the cat side (BAKAMO RECORDS)