久々の河芸・ガーディナー

9PMよりガーディナーへ。Eric Orgast と Orange 77 が目当て。しかしその直前に短い時間ながらソロを演じたサーモンという人を逃がしたのが痛かった。Eric Orgast は一年間の休止を経て活動再開にもかかわらずバンドのアンサンブルが長けていた。ギターが控えめのPAだったせいもあるが、無駄肉を剥いだ、シンプルな出来に好感がもてた。MCもさりげなく格段にOK。15分に満たない演奏時間だが内容は濃い。6月にもライヴがある。オレンヂ77はここガーディナーでは余裕、敬三さんのMCでは店長も巻き込む。Sueちゃんが再びステージ左後方に引っ込んでしまった。さてOrange 77 を初めて観たのもガーディナーだった。そのときは佐々木くんの歌うスケールの大きい楽曲と初期衝動を面一杯引っ張ったドラムス、ベースが女性というのは Talking Heads と同じ、などの理由で目が離せなくなった。その後敬三くんの加入で、バンドという姿が更にまぶしくなった。曲のほうはややフォーク(=パンク)寄りとなったことで気付いたのは、佐々木くんの唄の魅力はポストパンク云々ではなく、歌謡曲テイストにあるのではと思う。ここでいう歌謡曲とは小林旭など(いちばん最初にそう感じた)。メロディとか詞を越えて唄う行為そのものが味わい深い。