太陽の塔内部見学ツアー〜AMT祭り

ゆっくりとホテル関西をチェックアウト、大阪駅近くでモーニング、阪急線〜大阪モノレール経由で万博公園駅へ。しまった、自分が初めて万博会場を訪れたのは千里中央地下鉄からだった。同じルートで進入すべきだった。阪急沿線も味わい深く、鄙びた商業地が続いた後、古めかしい団地と新築のマンションが交錯する開けた土地へと。私はこの頃から小学4年の自分とだぶらせていた。モノレール駅で待つと既にエキスポランドのジェットコースターがみえる。駅で降りると太陽の塔阪神高速越しに、こんなに背が高かったのか。風も少なく暖かい土曜日、家族連れの客がエキスポランドへ向かう。後ろめたい気持ちで案内所へ荷物を預け、公園入り口まで。羽木さんと入場、他の2名とともに太陽の塔の後方に机を並べた受付があった。さらに後方の階段から降りるよう指示がある。その先には背面から塔に入れる地下道が続き、数十人が並んでいた。これはスタッフ用の通路ではないか。こんなところから入れるとは!そして背面を見上げるようにして塔内へ。生命の樹はそびえていた。
60分待ちの立て札も生々しい。残そうと努力したものではなく、残ってしまったもの。塗装、埃を含めて一切手をつけていない、というのが現代では稀有なものだ。あのエスカレータを順に昇っていった。当時じっくり見たくてもエスカレータの速度に身を任せるしかなかった。10分間はすぐだったが、十分でもあった。外へ出て喫茶へ行く。しかし私は時間の感覚にショックを受けたため、鈴木翁二という人名さえすぐに思い浮かんでこない。思い出していたのは亡き父親のことだった。開会してまもない3月、まだ夜明け前に自宅を出発して浜松駅へ向かった。東坊塚あたりで空が紫色に輝いていた。万博の会場を父に連れられて廻った。最初に目指したのは三菱未来館ではなかったか。まだ空いていて、主要なパビリオンに入ることができた。この太陽の塔も歩きつかれて、小学3年の大きな図体の自分をおんぶしてくれた。そんなことを思い出していた。ひさしぶりに生まれ育った土地を再訪した気分だった。実際の故郷は変わり果て、幻滅するばかりなのに、この場所はいつ訪れても夢いっぱいの気分に浸れる。これに似た感覚をネット上で体験したことがある。ウルトラマンのロケ地再訪という企画もの。とりわけ昭和40年代の残骸を求めるような意図で…。万博は少年時、ウルトラマン体験と同等なのか。パビリオンとは怪獣の楽しさ(図鑑的)なのか。

  • トム・スコット - ハニーサックル・ブリーズ
  • ボブ・シール・アンド・ヒズ・ニュー・ハッピー・タイムズ・オーケストラ - ハートに火をつけて

羽木さんよりなんとUターンしていただくことになったもの。どちらもボブ・シールのプロデュース、インパルスの本領?サイケ歌謡ジャズ。聴きごたえあり。
さてモノレール〜地下鉄〜近鉄榊原温泉口へ。車で名古屋へ突っ込む。名古屋高速が伸びて初めての運転だった。ガソリンがないので今池のGSで入れる。Tokuzoでは結局いちばんのりとなった。ライヴについては省略。完璧なステージングだった。当方といえば、アホなことに録音しようとマイクスタンドを立てて顰蹙をかい、DATを吹き飛ばされたこと、そのマイクホルダーをなくしてしまったこと、またしてもオークションで弱気となったことなど。今年は早々に御暇した。<1st stage>
1. Love & Confused
2. Soleil de Cristal et Lune d'argent
3. Blues Pour Bible Noire
4. La Le Lo ~ new song<2nd set>
1. Ange Mecanique de Saturne
2. Hello Good Child ~ Virginal Plane 5:23
3. La Novia ~ Pink Lady Lemonade ~ Speed Guru

  • Acid Mothers Temple - The Day Before The Sky Fell in America Spt.10.2001
  • Acid Mothers Temple - Univers Zen ou de zéro à zéro 4LP limited edition ※FractalのJeromeより手渡し。
  • Jazz Hendrix ※絶対にあやしいCDR。河端ブースの棚で唯一、解説のなかったもの。実は前日、ハードレインで当人よりチラリと伺っていたので入手できた。92年の初期習作(秀作)。
  • Cotton - We Love Cotton