吉野大作

雨降り。吉野大作1973-1980を繰り返し聴く。前半は処女作から抜粋。フォーク、フォークロックのかたちをとっているが、唄は「殺す」「美しくない」といったことばが散りばめられているのにとてつもなく美しい。それでいて全体に流れる切ない、焦がれるような空気はなんだろうか。70年代後半になるとウエストコーストというよりめんたんぴん的乾いたノリが聞かれたと思いきや突如「&プロスティチュート」の音源へ。ここから先入観を持っていたので出会うのに随分と時間がかかってしまった。アシッド・フォークとか「うたもの」と言い切るだけでは足りず、何度も聞き返す。♪ばららん、ばららん、ばららん、・・・