正午なり、UPTIGHT@ポルカ・ドット・スリム

夕方より車で市街地へ。既に帰省で浜松入りしており、家族と別れてライヴ会場へ向かうのは不思議な気分。帰省先というタイムマシーンの時間に旬のライヴを観るねじれ。夕暮れ、POLKA DOT SLIM入り口には先客が2名。自分は市役所のあたりをぶらっと見回る。高校生だった頃、放課後、学校から街へ向かおうと降りてくる途中がここ、そういう地形だ。だいぶ減ってはしまったが古本屋がまだ残っているあたり。遠くから花火の残響音だけが聞かれる。いったい私は何をしてきたのだと……今回はガンボを注文、ビール2杯。回転木馬はおそらくメイヨ・トンプソンになろうとしているにちがいない!だが本人たちが退いていてはいけない!その気になってほしい!ライヴ終わり付近でやっと勢いがみえていたため、ライヴよりCDRのほうがよかった、残念なバンド。さて正午なりをどう録音するか思案に暮れる。ポルカドットスリムはボーカルは天井のPAから流れるからマイクを少々上向きに。それと最前列で臨めば河端さんのギターでリミッターでさえ破壊されてしまうだろうから一歩退く。予想では、敵地でラリーズの本家取り、すなわちボーカルとバックの混沌とした音場が出現するはずであった。ところがボーカルが明瞭に浮き出たミックス、石田さんの唄も遥かに説得力あり。河端さんのギターもところどころ爆音を交えるものの、あの至近距離でも聴きやすく、バックらしいつくり。恵美さんのドラムもふぁふぁばたばたと攻めてくるのは控えて、力強いリズムを刻んでいた(あとで録音を聴いて意外だった)。一つひとつの歌が独立し、正午なりのベスト盤のような出来。さてUPTIGHTは10PMの門限まで、僅か20分の演奏だという。ホームグラウンドでの演奏が短いとは。私は調子にのって地べたに座って写真を撮る。求めたCDは以下のとおり、

  • つるばみ 月球決界地
  • Rebel Powers Not One Star Will Stand The Night
  • Pardons Charlie's Pardons
  • Acid Mothers Temple Soul Collective tour 2003
  • 回転木馬 LIVE