雪が舞う。
水木しげるFCより「水木伝説??」。
本屋さんより「隅田川乱一/穴が開いちゃったりして」。収録されたエッセイの多くを初出誌の段階で読んでいる。ということはその後、80年代に入ってまもなく、急速に執筆量が減っていったということだ。オウムなどに言及しなかった分だけ逆に時代の手垢にまみれることなく、本書は永遠の輝きを持った。カウンター・カルチャーに関する記述はいまの当方には興味深い。状況は変わっていないし、解決していない。当時は60年代の終結からまだ10年も経っていなかったのに既に遥か昔の出来事のように思われた。台湾に惹かれていったのはいかにも「晩年」を演出していたようにみえる、あるいは失速していったように。渡邊コーイチローの晩年のレコーディングもアジア的要素が増えて違和感があったのを思い出した。
それと絵本「アン&ポール・ランド/ことば」も。