佐伯一郎先生記念パーティ

近鉄〜新幹線で小雨の中、浜松コンコルドホテルへ。佐伯一郎先生65歳誕生日記念&藤千寿子メジャーデビュー記念パーティ。佐伯先生は作曲家として後輩を育成されまたご自身も歌い手として活躍されてきた。ところが数年前、癌のため声帯の六割を失ってしまう。だがこれで歌手生命を閉じず、見事に復活されていたのだった。まず控え室へ通され、佐伯一郎先生と初対面。いきなり「四人の母親のうち二人目」が当方と同郷だと聞かされ圧倒される。「この世界、無名で終わってあたりまえ」「そして歌まで唄わせてもらいました」「いまでもトラック野郎かそのすじのかたと間違われます」と。爽やかなお方である。その後6時間と30分、演歌を聞きつづけた。ほとんどが佐伯先生の作品であるからまたとない機会であった。貴重な自作自演ほかLPそして演歌CDシングル一束をおみやげに21時50分の新幹線で浜松を発つ。雨は止んで外は暖かかった。